矢野経済研究所、週当たりわずか30分、ワンセグ携帯視聴時間

矢野経済研究所ではワンセグ携帯に関するWeb アンケート調査を実施し、ワンセグ携帯所有者、購買意向者、非購買意向者の実態調査を行った。

◆首都圏に居住するユーザのワンセグの所有率は1.5%
「ワンセグ」の認知状況および所有状況を調査したところ、所有率は1.5%であった。首都圏に限定したことから、高い数値になると期待したが、1%台にとどまる結果となった。
認知状況としては、「聞いたことがない/分からない」7.3%、「聞いたことはあるが内容は分からない」29.4%、「ある程度のことは知っていると思う」50.6%、「詳しく知っていると思
う」11.3% となった。
「ある程度・・・」と「詳しく・・・」を合計すると61.9%となっており、「ワンセグ」の認知状況は進んでいると思われる。しかし、所有率は1.5%であることから、認知は進むも普及は
これから、という状況にあると考えられる。
新しいメディアとして大きな注目を浴びるワンセグ携帯であるが、その利用率・利用時間
がメディアとしての価値を持つようになるまでには、もう少し時間が必要なようである

◆ワンセグの視聴時間は、わずか週30 分
事前調査でワンセグ携帯を所有すると回答したユーザから、無作為に300 名抽出し、ワンセグ携帯によるワンセグ放送の視聴時間を調査した。
その結果、週当たりの利用日数は1~2日が最も多く39.3%となった。また、週当たりのワンセグ携帯視聴時間は、30 分26 秒となることが分かった。

◆ワンセグ携帯の特徴は“パーソナル”よりも“ポータブル”
ワンセグ携帯の特徴として、“パーソナル性”と“ポータブル性”を指摘することができるが、今回の調査で、両方の要素を持つものの、“ポータブル性”をより強く持つメディアであることが分かった。
まず、ワンセグ携帯の視聴時間帯だが、これは18 時~23 時に集中していることが分かった。いわゆるプライムタイム(19:00~23:00)に該当している(図3)。
この時間帯は、通勤・通学時間帯とはややずれていると考えられることから、ワンセグ携帯は、帰宅後に個人用テレビとして視聴されていると推察できないこともない。この場合、ワンセグ携帯は“パーソナル性”の強いツールであるといえる。

しかし、ワンセグ携帯の利用タイミングを調べると、上位5位までが自宅外の利用となっており、“ポータブル性”を発揮したものが集中する結果となった(図4)。
また、固定テレビとの対比においても77%が「自宅ではワンセグを見ず、固定テレビを見る」と回答しており、原則的に、外出等により最寄に固定テレビがないときの補完的なものであることがわかる(図5)。
テレビにおいては、人気のあるコンテンツはプライムタイムに多く編成されている。そして、ワンセグ携帯のユーザ構成から考えてもプライムタイムの視聴が高くなるのは当然と考えられ、視聴時間帯についてはワンセグ携帯の特徴というより、テレビコンテンツの特徴と捉えるべきであろう。そして、外出などで固定テレビがないときに、ワンセグ携帯がポータブルなテレビとして機能するものと考えられる。
ただし、図5から分かるとおり、自宅内でも他者にテレビが占有されている際には、ワンセグ携帯が使われていることから、一部、パーソナル性を発揮したものとなっているようである。
以上より、ワンセグ独自の放送ができない現在では、固定テレビの補完的な役割を担うのがひとつの限界であると考えられる。独自放送が開始されれば、より生活に密着した、新たな視聴スタイルが登場すると考えられる。

元々、補完の役割でワンセグがあるので、正しい結果を示したレポートといえます。
でも、独自放送したからといって、何かかわるのかな?
人気のコンテンツがあるプライムタイムは、視聴者の多いプライムタイムだからこそ、そこに各社人気のコンテンツを提供していると思うんですが・・・。
あと、携帯電話の利用者の中心は20代、30代前半ですが、マクロミルの調査結果と照らし合わせても、ワンセグの視聴者は30代~50代に多い事が特徴的だと感じた。ワンセグを通じて、40、50代以上の人にも、携帯電話からインターネットを利用してくれる人が増えると嬉しい。

矢野経済研究所、週当たりわずか30分、ワンセグ携帯視聴時間
http://www.yano.co.jp/pdf/press/060718.pdf

マクロミル、ワンセグ放送に関する利用状況調査を発表
http://1seg.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=461




ワンセグ、地デジ機器